【用語】三笠フーズの「事故米」とは? [ビジネス]
【三笠フーズ事件における「事故米」「工業米」とは?】
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カビや国内では認められない農薬が検出され食用には使われない「事故米穀」を食用に不正転売していた三笠フーズ事件で云われている「事故米穀」「工業米」とは? 「事故米穀」は農林水産省が買い上げた米の中から認定し、工業用糊(のり)や接着剤などの材料として業者に入札で販売する。年間平均約2000トン程度が販売されている。 1キロ10円台で、1キロ1000円以上のブランド米よりは大幅に安いが、加工食品の材料となる安価な米と比べても5分の1の安さ。
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農水省によると、三笠フーズは政府から平成15~20年度に、「事故米穀」とされた精米や玄米計1779トンを、工業用の糊(のり)用として購入。そのうち、基準値の5倍に当たる0・05ppmのメタミドホスが検出された中国産もち精米295トンをせんべいなど米菓や和菓子の材料として、福岡県の仲介業者3社に転売した疑いがある。 また、カビの一種である発がん性物質アフラトキシンB1が検出されたベトナム産うるち精米など約4トンを焼酎の材料などとして、九州の酒造業者など数社に販売した疑いも浮上しているという。
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【関連書籍】 「食品業界はなぜ平気で嘘をつくのか」
著者: 垣田達哉
出版社: 日本文芸社
サイズ: 単行本
ページ数: 244p
発行年月: 2008年02月
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